標準化への取組み

 

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規格
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国際標準化への取組
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基礎知識
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標準化への取組み

 

産業界の発展のため、電気制御機器の定義や体系を整備し、ISO、IECなどの国際規格の調査・研究を通じ、その規格の制定・改訂や整合化を行い、「国際標準化」を推進しています。そのために、下記のIEC国内委員会の運営や国際会議への参加など、国内外で活動しています。 IEC/TC94:補助継電器(リレー) IEC/SC23J:機器用スイッチ また、JIS規格の原案作成のほか、工業会規格としてのNECA規格や技術資料(TR)の制定なども行っています。

 

 

 

 

標準化とその目的

 

標準化とは

JISハンドブック「標準化」2003にあるISO/IECガイド2によると、「標準化」とは、存在する問題に対して、適切な秩序を得ることを目的として、だれでもが共通利用することのできる、また、繰り返して使用するための規定を確立する活動であると説明されています。

 

目的

経済・社会活動の利便性の確保(互換性の確保等)、生産の効率化(品種削減を通じての量産化等)、公正性を確保(消費者の利益の確保、取引の単純化等)、技術進歩の促進(新しい知識の創造や新技術の開発・普及の支援等)、安全や健康の保持、環境の保全等のそれぞれの観点から、技術文書として国レベルの「規格」を制定し、これを「統一」又は「単純化」することと言えます。

 

 

標準の階層と分類

 

規格の階層

 

  • 国際標準化: 世界すべての国にかかわりをもつ「標準化」
  • 地域標準化:
    ある一つの地理上、経済上、政治上の領域内にある国々にかかわりを持つ「標準化」
  • 国家標準化: ある特定の一国内で進める「標準化」
  • 業界標準化: ある業界団体が参加企業の製品に適用

 

規格の分類

 

※NECA技術委員会では、制御機器の製品規格を主に開発しています。

デジュールスタンダード

 

De jure: 「法に合った」「法律上で正式の」という意味

公的標準: 国家規格として採用され、法基準を適用するときにその技術的根拠を示すために使われる。  例: 国際標準としては、IEC規格。日本ではJIS規格

 

フォーラムスタンダード

 

Forum: 「公開討論の場」という意味

公開標準: 複数企業が集まり、フォーラムのルールに沿って各社の技術を持ち寄って標準を作成  例: DVDの規格のように企業間の連携の下、作成された規格

 

デファクトスタンダード

 

De facto: 「事実上の」という意味

事実上の標準: 実質的に世界市場で採用されているいわゆる「世界標準」。法的強制力はないが市場での
競争力で勝ち抜いた標準。  例:ウィンドウズのように世界制覇をしている規格。(企業標準、業界標準) ※デファクトスタンダードの中には後からデジュールスタンダードに変更になることがある

 

 

標準化と工業会の役割

 

国家戦略

  • 新成長戦略に示してある事業戦略と一体になった国際標準化戦略の推進
  • 国際標準化の発信基地になること
  • JIS規格の国際規格整合化の早期達成

企業戦略

  • 市場開発のための国際標準化を企業の戦略につなげる
  • 新技術を市場へつなげるツールとして標準化戦略を明確に意識した研究開発
  • 自社開発技術の特許化/標準化を戦略的に検討・国際標準化を企業戦略に繋がった成功
例 
  • パワーリードスイッチの標準化
  • イネーブルスイッチに関する安全技術の標準化
  • LED表示灯に関する安全技術の標準化
  • 安全ネットワークの規格に関する標準化

工業会の役割

  • 様々な手段を活用した「国際標準」に関する情報の提供
  • 国際標準共同開発事業への公募と実践による国際規格提案活動
  • JIS原案作成活動
  • 活動を通じた国際標準化に関わる人材の育成