安全・セキュリティへの取組み

セーフティアセッサ資格制度のご紹介

安全な職場環境の構築には、国際規格に基づいた機械の安全性の判断に対して、知識をもつ人材が求められるようになりました。また、機械装置の安全性の妥当性判断は、設計者および管理者の重要なスキルとして定義し、その認識の浸透と基準の明確化の必要性が高まっていました。NECAでは、2004年に「セーフティアセッサ資格制度(SA資格制度)」を創設、スキームオーナとして安全人材の育成を推進しています。

 

セーフティアセッサ資格制度に関する主な活動

2004年

セーフティアセッサ資格制度の創設

経済産業省基準認証研究開発事業の下、国際規格に基づく安全技術を理解し、現場に 機械安全の考え方を根付かせる人材育成の仕組として構築。

2009年

セーフティベーシックアセッサ機械安全運用分野(SBA-Mo)資格を創設

2014年4月

厚生労働省による機械安全教育通達(基安発0415第3号)に対する、SA資格の有効性公表

通達で求められる「設計技術者、生産技術管理者に対する機械安全教育」に対するSA資格の有効性が、基安安発0415第1号で公的に認知される。

厚生労働省通達「設計技術者、生産技術管理者に対する機械安全に係る教育について」

厚生労働省通達「設計技術者、生産技術管理者に対する機械安全に係る教育に関し留意すべき事項について」

2019年5月

JIS B 9971制定

SA資格制度の力量区分を元に、NECAが中心となって原案を作成。

【NECA】PressRelease_JIS B 9971「機械安全に関する要員の力量」が制定されました

2020年

セーフティシニアアセッサ(SEA)資格を創設

【NECA】Press Release  機械安全設計のエキスパートのための新資格区分「セーフティシニアアセッサ」が始まります

SA資格制度の海外展開

SA資格制度は中国、韓国・台湾・ASEAN諸国への展開を行い、各国で資格者を輩出しています。タイにおいては2013年度~17年度にかけて、ODA事業による制度移管を行い、泰日技術振興協会(TPA)でSA資格制度の運営ができるよう体制を構築しました。現在はIECにおいて、SA資格制度を基にした機械安全に関する要員の力量認証制度の国際標準化を目指し、IECEE WG34にて検討を重ねています。

 

セーフティアセッサ資格制度の概要


セーフティアセッサ資格制度には、資格区分として、セーフティ ベーシックアセッサ:機械運用安全分野(SBA-Mo)、セーフティベーシックアセッサ:防爆電気機器安全分野(SBA-Ex)、 セーフティサブアセッサ(SSA)、セーフティアセッサ(SA)、セーフティシニアアセッサ (SEA)、セーフティリードアセッサ(SLA)があります。
セーフティシニアアセッサ(SEA)は、専門分野における力量を評価する資格区分です。2021年より、セーフティシニアアセッサ:制御設計分野(SEA-C)の認証を開始しています。

 

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資格区分 概要
セーフティベーシックアセッサ-機械運用安全分野(SBA-Mo) 機械が用いられる現場において安全性を確保・維持する力量をもつ
セーフティベーシックアセッサ-防爆電気機器安全分野(SBA-Ex) 可燃性物質が存在する現場で用いられる防爆電気機器を安全に取り扱う力量をもつ
セーフティサブアセッサ(SSA) 機械の安全性に関する基本的な知識・技能に基づき、リスクアセスメントを実施する力量を有する
セーフティアセッサ(SA) 機械の安全性に関する知識・技能に基づき、リスクアセスメントを実施し、安全方策の立案を行う力量を有する
セーフティシニアアセッサ(SEA) セーフティアセッサのもつ力量に加え、特定の安全技術分野に関する設計から検証までを行う力量を有する
セーフティリードアセッサ(SLA) セーフティアセッサのもつ力量に加え、関連する専門的な知識に基づき、第三者として機械の総合的な妥当性確認を行う力量を有する。

セーフティアセッサ概略図

 

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引用元: セーフティアセッサについて | セーフティアセッサ | 日本認証株式会社

 

セーフティアセッサ資格の認証

セーフティアセッサ資格制度の各資格区分における認証は、スキームオーナのNECAがNECA規格として定めた力量基準に基づいて行われます。この力量基準には、機械の安全な設計に関する法令や国際規格に基づく知識、それらを基にしたリスクアセスメントやリスク低減に関する技能などが含まれます。

各資格区分における力量基準を満たしているか否かは、NECAが認定する認証機関が実施する試験によって確認されます。この試験を受けるためには、試験申込みにあたる「申請」を行う必要があります。SBA、SSA、SAではこの申請の要件は定めていないため、どなたでも受験の申込みが可能です。SEAはSA資格者と同等以上の力量を有する資格者であること(SLA資格者を含む)、SLAはSA資格者として認証されてから1年以上の実務経験が求められます。

資格の有効期限とサーベイランス

ものづくり現場の安全技術は日進月歩であり、国際規格や法令も日々アップデートされています。そこで、SSA、SA、SEA、SLAの各資格には、資格者としての有効期間を規定するとともに、有効期間中に力量を維持・発揮していることを確認する「サーベイランス」という仕組みを導入しています。

SSA、SA、SEA、SLAの各資格の有効期間は、それぞれ資格者としての認証日から4年間です。各資格の有効期間の間に上位資格(SSAに対するSA、SAに対するSEAまたはSLA、SEAに対するSLAあるいはSLAに対するSEA)の認証を受けた場合には、上位資格での認証日から4年間が新たな有効期間となります。有効期間が経過する際には、同じ資格区分での再認証を申請することができます。

資格の有効期間の間、資格者は認証機関から求められるサーベイランスに応じる必要があります。認証機関が指定する所定の書式に従った報告を行うこととなります。これは、資格の有効期間が経過した後の再認証のための申請要件にもなります。

セーフティアセッサ資格の実績

2022年4月現在、有資格者数は22,993名を数え、多くの皆様にお役立ていただいております。

(参照:日本認証株式会社ウェブサイト、資格者数・企業数・企業一覧

資格者として認証を受けるには

セーフティアセッサ資格制度の各資格区分の認証のための試験、およびサーベイランスに関する詳細につきましては、NECAが認定する認証機関である日本認証株式会社までお問い合わせください。

 

 

CONTENTS

制御安全への取組み
CONTENTS-01
防爆安全への取組み
CONTENTS-02
セーフティアセッサ/
セーフティベーシックアセッサ
CONTENTS-03
セーフティベーシックアセッサ
防爆電気機器安全分野
CONTENTS-04
模倣品対策への取組み
CONTENTS-05
制御システム
セキュリティへの取組み
CONTENTS-06