社団法人 日本電気制御機器工業会

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2021年 年頭所感

一般社団法人 日本電気制御機器工業会
会長 山本 真之

皆様、あけましておめでとうございます。謹んで新年のお慶びを申し上げます。
はじめに、新型コロナウイルス感染症に罹患された方にお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた方とご親族、関係者の皆様に深く哀悼の意を表します。また、最前線で治療にあたられている医療従事者の皆様に深く感謝申し上げます。

昨年は世界中に広がった新型コロナウイルス感染症の影響もあり、世界経済が停滞し、厳しい事業環境が続いた一年でした。日本電気制御機器工業会(NECA)の出荷額も、2020年上期は2,869 億円(前年同期比88.8%)に留まり、リーマンショック以来の低水準となりました。下期に入り、一部で回復の兆しは見られるものの、未だ不透明感は残っており、予断を許さない状況が続いています。一方で、ニューノーマルが喧伝される昨今、5Gを始めとした新技術活用の進展、広範囲へのDXの拡大など、デジタル技術の進化を背景に環境は急速に変化しています。当業界においても、コロナ後も見据えた省人化や自動化ニーズが益々強まっており、新技術を活用した新たな価値提供が求められています。これらの変化を的確に捉え、今年もNECAの活動を通じて社会課題の解決に貢献して参ります。

今年は、当工業会にとって中期計画「NECA将来ビジョン2025」の第2ステップがスタートする重要な年となります。活動の軸に据えている「5ZEROマニュファクチャリング」では、Q(品質)・C(生産性)・D(納期)・S(安全)・MT(設備保全)の各領域において5つの「ZERO」を目指しています。取り組み内容は、製造現場における電気制御機器活用による自動化・自律化やデータの利活用はもとより、リモートワークを含む新たな働き方の推進も包含しています。積極的な情報発信と展開により「5ZEROマニュファクチャリング」の普及・浸透を図ることで、日本の “ものづくり”の進化、そして“Connected Industries”の実現に貢献します。更に、今後益々重要性を増す「SDGs」につきましても、当工業会の活動を到達目標と明確に紐付けることで、社会への貢献度を高めて参ります。

また2021年度は「SIAS(International Conference on Safety of Industrial Automated Systems)」と「IIFES 2022(オートメーションと計測の先端技術総合展)」、2つの大きなイベントを計画しています。「SIAS」は、産業安全に関する国際会議であり、安全・安心・健康に対する注目度が高まる中でのタイムリーな開催となります。「IIFES」は2019年に続いて2回目の開催であり、日本電機工業会、日本電気計測器工業会および当工業会が共同で「MONODZUKURIという底力を未来へ」をテーマに、リアルとバーチャルのハイブリッドによる価値ある展示会を企画して参ります。是非とも、ご期待下さい。

関連団体・企業の皆様と共に、事業環境の変化および加速する技術進化を的確に捉え、製造業の発展、そして電気制御機器業界の更なる発展に貢献していく所存です。引き続き、当工業会の活動に、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

今年こそ、東京オリンピックとパラリンピックが開催され、活気溢れる熱い一年になり、皆様にとって素晴らしい一年となりますことを祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。