社団法人 日本電気制御機器工業会

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2021年 年頭所感

一般社団法人 日本電気制御機器工業会
会長 北折 良

第10回定時社員総会・臨時理事会で山本 真之会長の後任として、第16代会長に就任致しましたパナソニックの北折でございます。

さて、制御機器の2020年度出荷実績ですが、総額で6,076 億円(前年比 94.4%)、国内は 3,515億円(前年比 89.5%)、輸出 2,561億円(前年比 102.1%)となりました。

国内はコロナウィルスの感染影響により、上期は半期の出荷額としてリーマンショック以来の低水準の出荷額になるなど大きな打撃を受けました。下期からは半導体製造装置やロボット産業、自動車産業の回復により前期と比べて増加しましたが、上期の影響が大きく前年比 89.5%と2 桁減の結果となりました。

輸出については、中国が2020年6月より前年比110%以上を継続しており、欧米は11月から前年比100%を超える出荷額となるなど、仕向先によって新型コロナウィルスの感染影響からの回復時期は異なっていますが、通年では前年比102.1%と前年を上回る出荷額となりました。

総額では国内出荷額の落ち込みが要因となり3年連続で前年を下回ることになりましたが、輸出の回復により6,000億円を超え6,076億円となりました。

2021年度もコロナウィルスの影響は大きいと予想されますが、下期から回復基調にある半導体製造装置やロボット産業、自動車及び関連産業の回復による増額に期待が持てると思います。

コロナ禍によって大きな影響を受けた製造業及び関連産業の再躍進に向けて、我が国産業の基盤である「サポーティング・インダストリー」としてコロナ禍により停滞を余儀なくされた製造業、関連する産業界の再躍進に工業会として貢献していきたいと思います。

コロナ禍によって大きな影響を受けた製造業及び関連産業の再躍進に向けて、我が国産業の基盤である「サポーティング・インダストリー」としてコロナ禍により停滞を余儀なくされた製造業、関連する産業界の再躍進に工業会として貢献していきたいと思います。

まさに「NECA将来ビジョン2025」達成に向け、活動加速のチャンスととらえています。 また、「魅力度向上による自立的工業会基盤の確立」を目指して「5ZEROマニュファクチャリング」の活動をベースに「3S」を進化させ、ものづくり・ことづくりにおけるソリューション提供で付加価値の向上を目指して行きます。さらに、アフターコロナで重要性を増す「SDGs」の目標と当会における活動を関連付け推進を図って行きたいと考えております。

017年度にスタートした中期計画「NECAの将来ビジョン2025~3Sの進化~」の中で、「2017~2020」第1ステップでは「5ZEROマニュファクチャリング」の活動をベースに「3S」を進化させ、ものづくり・ことづくりにおけるソリューション提供で付加価値の向上を目指して活動、成果を上げてきました。「2021~2025」の第2ステップ初年度の2021年度は、従来の方向性を踏襲して、より具体的な活動を実現するスタートダッシュの年と位置付けます。

第1ステップで、要件定義、導入ガイドライン、導入ツール、ユースケースと言う形で体系的にまとめてきた「5ZEROマニュファクチャリング」の推進においては、導入ガイドラインとして完成させた「達成度チェックリスト」を展開し、ユースケースの拡充を図ります。 「5ZEROマニュファクチャリング」のユースケースの紹介やレベル向上提案は、生産性の向上や効率化にとどまらず製造業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進することに繋がります。制御機器を活用した新たな「ことづくり」、DXへの展開を促進することにより、ニューノーマルに対応する新たな価値提供に繋げていきたいと考えます。必要となる新技術の方向性、アプリケーション開発、サービスの提供を視野に入れて検討を進めていくことで、対象領域の拡大を図ります。

「SDGs」と「将来ビジョン2025」及び2021年度重点施策について、関連性の高い項目と紐付けて具体的な活動を進めてまいります。それぞれ「質の高い教育をみんなに」、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、「働きがいも経済成長も」、「産業と技術革新の基盤をつくろう」、「つくる責任つかう責任」、「気候変動に具体的な対策を」、「平和と公正をすべての人に」、「パートナーシップで目標を達成しよう」をキーワードに進めてまいります。

当会のこれらの取組みは、2022年1月に開催されます「IIFES2022」にて、セミナーや印刷物などを通じて情報発信させていただきます。会員企業の皆様と共に成功させたいと考えます。

最後になりますが、NECA会長として工業会の活動を通じ、厳しい環境が続く日本の製造業の復活と発展に向けて貢献してまいります。

より一層のご支援、ご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。