社団法人 日本電気制御機器工業会

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会長交代、新会長就任挨拶

一般社団法人日本電気制御機器工業会会長 尾武 宗紀

新元号「令和」がスタートし、まさに「令和」という新たな幕開けと共に、第14代会長を担当しますオムロンの尾武です。改めて、よろしくお願いいたします。

さて昨年度は、年間を通して堅調な設備投資や東京オリンピックのインフラ投資等の影響によりNECA出荷額は7,061億円と、過去最高だった2017年度を95.6%と下回るものの、17年度に次ぐ出荷実績を確保することができました。
ただ、昨年12月から4カ月連続で前年同月比100%を割り込み、今年度4月の結果も厳しい状況です。外需低迷で生産や輸出が落ち込み、先日発表された国内景気の基調判断は6年2カ月ぶりに「悪化」となり、今後の米中貿易摩擦の動向次第では、国内景気はさらに厳しい状況が懸念されます。

しかしながら、国内だけでなくグローバルに、人手不足、賃金上昇、少子高齢化の課題は深刻であり、自動化、ロボット、IoT、AIなどを活用し、品質や生産性をさらに向上したいという思いは、ますます強くなっています。日本のものづくりの一旦を担う我々としても、そのニーズに応えるために一層の努力をしなければならないと強く感じています。
下期には半導体製造装置等も回復するという期待もあり、今年度の出荷見通しである「7,000億円」を、何としてでも達成したいと考えています。

さて、このような変化に対応するため、我々が検討しております、今年度の基本方針と重点施策について、要点を申し上げたいと思います。
今年度は政府が提唱する「Connected Industriesの推進」に寄与するため、NECAが目指す、ものづくりの将来像「~5ZEROマニュファクチャリングの推進加速~」を基本方針としました。 「5ZEROマニュファクチャリング」とは、5つのゼロで始まる、究極のものづくりの姿であり、品質に関わる「Zero Defect、欠陥ゼロ」、コストに関わる「Zero Production Loss、生産ロスゼロ」、「Zero Late Delivery、納期遅延ゼロ」、安全・セキュリティに関わる「Zero Accident、事故ゼロ」、そして、設備保全に関わる「Zero Downtime、生産ライン停止ゼロ」を表しています。

その導入ポイントやユースケース、導入ツールの拡充を図り、「5ZEROマニュファクチャリング導入ガイドライン」として、公表します。活動推進にあたっては、「ものづくり・ことづくり委員会」単体の活動にとどまらず、他の関連委員会と連携し、工業会全体の活動としての取組みを強化します。

また、この取組みのアウトプットとして、今年11月に開催される「IIFES 2019」にてセミナーや販促物の配布等を通じて情報発信してまいります。「IIFES」とは2年毎に開催していましたSCF(システムコントロールフェア)と計測展TOKYOが「オートメーションと計測の先端技術総合展、IIFES」として、新たにスタートいたします。会員企業の皆様と共に「IIFES 2019」を必ずや成功させたく、是非とも、会場にご来場いただきますようにお願いいたします。

最後になりますが、弊会会長として、工業会の活動を通じ、我が国製造業のさらなる発展と、グローバル展開の加速化を目指してまいりますので、より一層のご支援、ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

2019年6月3日
一般社団法人 日本電気制御機器工業会
会長 尾武 宗紀

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