社団法人 日本電気制御機器工業会

報告書

第4次産業革命の動向を分析し、日本のものづくりがどのような変革を遂げていくべきかを考察し、制御機器を活用した2030年のものづくりの将来像「5ZERO マニュファクチャリング」を提示し、今後の方向性について提言する報告書を発行しました。

1. 公開報告書

表題:『NECA が目指すものづくりの将来像~5ZERO マニュファクチャリング~』
正規版概要版

2. 公開の主旨

現在、世界各国では、クラウドコンピューティング、人工知能(AI)、ロボットなどの先端技術の急速な発展に連動して、ドイツの Industrie 4.0 や米国の Industrial Internet など、先進国を中心にIoT による新たなメガトレンドが発生しています。NECAでは、2015年5月より、第4次産業革命検討WG を設置し、これらの潮流が社会、経済、技術、環境などに及ぼす影響や、これらを背景として予想されるものづくりの将来像について分析、検討をしてきました。このたび、その成果を「5ZERO マニュファクチャリング」というコンセプトに基づき、報告書にとりまとめました。

3. 報告書の構成

1. 項. 第4次産業革命の動向
2. 項. 現状と今後の見通し
3. 項. ものづくりの将来像

4.「5ZERO マニュファクチャリング」について

本報告書の3.項で扱った「5ZERO マニュファクチャリング」は、日本のものづくりの特質とも言うべきQCD活動により、制御機器を活用したものづくりが、4M(人、機械、材料、方法)とともにIoT、ビッグデータ、AIなどの技術革新を背景として、QCDSの各領域において、将来的にどのような姿に進化していくかということを2030年までのロードマップの形で示したものです。
具体的には、ものづくりの自動化の度合いに応じて定義したレベル1から4において、AIが組み合わされた自律的なものづくりが実現されると想定されるレベル4の段階において、共通に使用される5つのゼロで始まる究極のものづくりの姿が「5ZERO マニュファクチャリング」です。
ものづくりの領域 自動化、自律化のレベル4におけるものづくりの実現内容
C(コスト) Zero production loss:生産ロスゼロ
Q(品質 Zero defect:欠陥ゼロ
D(納期) Zero late delivery:納期遅延ゼロ
S(安全・セキュリティ) Zero accident:事故ゼロ
設備保全 Zero downtime:生産ライン停止ゼロ

5. 今後の展開について

NECAでは、IoT対応した次世代の制御機器を活用する「5ZERO マニュファクチャリング」が、具体的にどのように実現していくべきかについての検討を今後継続することにより、日本の製造業が直面するさまざま課題のなかで、日本のものづくりの強みを復活させるための処方箋を提言していきたいと考えています。

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