社団法人 日本電気制御機器工業会

EUIJ模倣品問題解決に向けての日欧戦略的協同

模倣品対策の重要性が高まる中、平成24年2月7日(火)大阪 大学中之島センター佐治敬三メモリアルホール、2月9日(木)東京 北青山・TEPIAホールにおいて、「模倣品問題解決に向けての日欧戦略的協同」シンポジウム(主催:EUインスティテュート関西(EUIJ関西)、EUスタディーズ・インスティテュート(EUSI)、NECA/後援:駐日欧州連合代表部、日本貿易振興機構(JETRO)、日本経済団体連合会、経済同友会、国際商業会議所日本委員会、関西経済連合会、大阪商工会議所)が開催された。

久保広正先生
久保広正先生
藤田俊弘副会長
藤田俊弘副会長

大阪会場では、久保広正先生(EUIJ関西特別顧問 神戸大学教授)の進行により、東京会場では林秀毅先生(EUSI事務局長)の進行により、各講演者から模倣品問題解決へ向けての取組み事例が紹介された。講演内容については次貢以降に示す。

講演に先立ち、主催者のNECA副会長である藤田俊弘氏から、NECA取り扱い製品における模倣品の例として、機器に組み込まれた非常停止用押しボタンスイッチの模倣品問題が紹介され、正常に機能しなかった場合、人の命まで脅かす安全上の大問題となってしまうと現物を示しながらの説明があった。

講演後のパネルディスカッションにおいては、久保先生のリードのもと、会場からの質問に対し、各講演者からの知識や経験談が紹介され活発な意見交換が交わされた。主な内容としては、制御機器製品のようなB to B(企業間取引)商品での模倣品対策の難しさや、トレーザビリティシステムが模倣品対策になること、ならびにそのシステムの国際標準化が重要なことなどの議論があった。

吉井昌彦先生
吉井昌彦先生
川﨑恭治先生
川﨑恭治先生

大阪会場の閉会では、吉井昌彦先生(EUIJ関西代表 神戸大学教授)から模倣品問題を学生がインターネットからコピーして論文を作成する状況を比喩し、今後はインターネットの加速的な発達とさらなるグローバル化がこの問題をより複雑化していき、その対策が非常に重要なものとなる。その意味で本日のシンポジウムは皆様のお役に立てたのではと締めのお言葉を戴いた。

東京会場の閉会では、川﨑恭治先生(EUSI所長 一橋大学教授)から本シンポジウムの構成がバランスよく練られたものであり、具体的事例も生々しく紹介され、非常に有意義であったとの講評があった。模倣品に対する安全(外向きで守る)と安全保障(内向きに守る)の考えの違いについても説明があった。また来年もNECAとのシンポジウムの共催を継続したいという意向を戴いた。

大阪会場では参加116名、東京会場では参加160名と、共に盛況であった。聴講者アンケート調査では、84%の方がシンポジウムの内容に満足という回答であり、EUとの連携強化に貢献できた内容であった。我々、NECAとしては、EUIJ関西・EUSIとの関係を深めながら、安全、環境等のテーマに関するシンポジウムなどを引き続き開催し、EUとの連携強化を更に図っていきたい。

  • 講演風景1
  • 講演風景2

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