社団法人 日本電気制御機器工業会

Resource Efficient Europe(資源の効率化のEUの取り組み)について Ver.2

このページはEUの下記サイトを一部翻訳・編集したものです。持続可能な社会及び循環型社会構築の一助になればと考えています。
なお、この内容はあくまで参考としてご利用ください。NECAとして内容に責任を負うものではありません。

Resource efficiency(資源の効率化)とは、環境への影響を最小限にしながら、持続可能な方法で地球の限られた資源を使用する、資源効率を高くすることを意図するもの。対象は金属などの資源に 限定され ず、水、エネルギーなども含まれます。また、3Rにとどまらず、シェアリングやモノのサービス化など広範な概念を含んでいます。

EUのサイト:http://ec.europa.eu/environment/resource_efficiency/index_en.htm

Key Questions

1.資源の効率化(以下REと略す)は私たちが経済成長するのに役立つのでしょうか?

過去においては、経済成長の源として人、インフラ及び資本を重視してきました。しかしRE改善もまた直ちに経済成長を押し上げるものです。資源をよりよく使用する事業はコストを下げ、生産性を改善し、イメージアップになり、競争力を押し上げます。
REは我々が抱える現在の危機から抜け出るのに役立ちます。
資源生産性を1%改善するとヨーロッパの事業について1年で2,300億ユーロの節約になり、15万人の雇用を生み出します。

2.REは将来の危機を回避するのに役立つのでしょうか?

資源は今後ますます希少かつ高価になるでしょうから、この変化に先行する必要があります。
資源に対する世界的な需要は、世界人口が90億人にも達し、より豊かになるにつれ増加しています。
需要がより高くなれば、供給の危険性が高くなり、より不安定になり価格が高くなります。
欧州は、経済上かなり資源の輸入に依存しています。その結果、欧州経済は管理が必要である資源の使用についてリスクに直面しています。
資源をよりよく使用することは、環境にやさしく、地球の持つ容量の範囲内とすることに役立ちます。逆にこれが将来の成長を守ることになります。何故なら、環境が経済へのインプットを提供しているからです(おおよそ1/6の雇用が、ある程度環境とリンクしています)。
また、環境をよりよくすることが人々の生活の質を直接改善するからです。

3.REを改善する余地がありますか?

国により資源の生産性、つまり資源の単位当たり生産できるGDPには大きな差異があります。ベストプラクティスを共有し、国々のパフォーマンスを改善する余地があるのは明白です。

4.REを改善するよい政策がありますか?

有益な活動の範囲は政府、企業や家庭すべてのレベルにおいて広く包含されるもので、皆なが一緒に応答(行動)することが理にかなっています。価格信号は依然弱い状態なので、行動を引き起こすために明確な政策信号や政策の確実性が必要とされています。
EUのRE政策は、主要問題や最初の行動(first action)について、2020年までのマイルストーンを含む活動の基本フレームを提供します。例えば、非効率な資源使用については、特に資源をかなり使用しているが非効率である、食糧、建設、輸送などの主要セクターで取り組まれる必要があります。
REを推進する政策の1例がリサイクリングです。EUの廃棄物関連の法規制が完全に実施されると、1年あたり720億ユーロの節約になり、2020年までに40万もの雇用が生み出されます。他の例としては、税制を労働(所得税)から資源の消費や汚染(環境税)にシフトすることです。
現在いくつかの国々では環境税関連が国税収の10分の1を占めています。
このような例に続くことで公共支出抑制への圧力を抑え、労働者への税(所得税)を軽減することが可能となります。また、環境的に有害な補助金をなくすことは予算の健全化にも役立ちます。

Roadmap to a Resource Efficient Europe  COM(2011) 571 final について

このイニシアチブの主要な構成要素(ビルディングブロック)の一つが、欧州委員会のresource-efficient Europeのロードマップです。2011年9月20日に採択されたコミュニケーション(EUの報告書)です。

そのロードマップは資源の効率化の旗下で、その他の取り組み、特に、低炭素経済へ向けた政策の達成、を促しまた補完します。ロードマップは、また、天然資源の持続可能に関する2005年戦略テーマ及び持続可能な開発に関するEU戦略に基づき行われている進展に考慮されます。

資源の効率化のロードマップは将来の行動が一貫して設計され、実装されることができるフレームワークを提供します。それは、2020年までに到達するためのマイルストーンと共に、2050年までに必要な構造と技術革新のビジョンを設定しています。これらのマイルストーンは、ヨーロッパに必要な、資源の効率化及び持続的な成長への道筋を示しています。

そのロードマップのコミュニケーション(報告書)は、資源の生産性を向上し、そして資源利用とその環境影響から経済成長を切り離す方法を提案しています。それは政策が関連付けられお互いの上に構築する方法について説明しています。政策活動に、国により実質的な違いが生じる可能性があるものについては、特に焦点を充て、政策と市場の失敗の矛盾のような特定のボトルネックは、政策が総じて同じ方向に確実に向かうように取り組んでいます。資源利用の実際のコストを反映していない価格への言及や、より長期的な革新的な思考の必要性に対処のような、横断的なテーマが焦点でもあります。主要な資源は、ライフサイクル及びバリューチェーンの観点から分析されます。食物、住宅、社会的流動性はほとんどの環境影響に関して原因となる領域であり、これらの分野でのアクションは既存の施策を補完するために提案されています。

EUを資源効率化社会により変革してゆくためには、経済政策の幅広い協調行動が必要になります:欧州委員会は、アクションとモニタリングが前進するように導くため、正しい指標と目標を定義する作業を利害関係者と共同で着手することを提案しています。

Roadmap to a Resource Efficient Europe COM(2011) 571 finalを翻訳しました。
こちらから(471KB)参照ください。
また、このロードマップのマイルストーンを表にしました、こちらから(168KB)参照ください。

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